HPブログ投稿用こんにちは。がもう四丁目歯科です。
「夏が終わったあたりから、口内炎が繰り返しできる」 「市販の塗り薬を使っているのに、なかなか治らない」 「いつも同じ場所にできる気がする」 「口内炎くらいで歯医者に行ってもいいのか分からない」
秋口は、夏の暑さや寝不足、冷たいものの取りすぎなどでたまった疲れが、体に出てくる時期です。そのサインが、お口の中に「口内炎」として現れる方も少なくありません。
口内炎は身近な症状だけに、つい放っておきがちです。ただし、中には歯科で原因を取り除くことで治るものや、早めに専門的な確認が必要なものも含まれています。
今日は、治りにくい口内炎について、知っておいていただきたい内容をお伝えします。
口内炎にはいくつかの種類があります
一口に口内炎と言っても、原因によっていくつかのタイプに分かれます。
① アフタ性口内炎 もっとも多いタイプです。中央が白っぽく、周りが赤く縁取られた丸い潰瘍ができます。疲労やストレス、睡眠不足、栄養の偏りなどが重なったときに出やすいと考えられています。通常は1〜2週間ほどで自然に治ることが多いものです。
② カタル性口内炎(物理的な刺激によるもの) 頰の内側を噛んでしまった、歯ブラシで傷つけた、入れ歯が当たっている、といった刺激で生じるものです。
③ ウイルス性口内炎 ヘルペスなどのウイルスが原因で、小さな水ぶくれが集まってできるものです。唇の周りに出ることもあり、他の方へうつることがあるため注意が必要です。
④ その他 金属アレルギーや、全身の病気の一つの症状としてお口に現れるケースもあります。
治らない口内炎、実は「歯」が原因のことも
「同じ場所に何度もできる」「なかなか治らない」という場合、その場所に刺激を与え続けている原因が隠れていることがあります。
- 欠けた歯や、とがった詰め物の角が舌や頰に当たっている
- 被せ物の縁がわずかに段差になっている
- 入れ歯の縁や金具が、歯ぐきをこすっている
- 歯並びの影響で、頰の内側を噛みやすくなっている
- 矯正装置が粘膜にこすれている
こうしたケースでは、どれだけ塗り薬を使っても、刺激が続く限り治りにくい状態が続きます。 歯の角を丸める、詰め物を整える、入れ歯を調整するといった歯科での小さな処置で、あっさり治ることも珍しくありません。
「2週間」がひとつの目安です
一般的な口内炎の多くは、1〜2週間ほどで治っていきます。 そのため、次のような場合は、早めに歯科医院で確認を受けていただくことをおすすめします。
- 2週間以上たっても治らない
- だんだん大きくなっている
- 触ると硬いしこりがある
- 痛みが少ないのに、赤い・白い変化が続いている
- 同じ場所に何度も繰り返している
- 発熱やだるさを伴う、口の中にたくさんできている
口の中には、まれに口内炎に似た見た目の病気もあります。自己判断で放置したり、長期間塗り薬だけで様子を見たりするのではなく、一度専門家の目で確認しておくことが安心につながります。 必要に応じて、口腔外科の専門機関をご紹介することもあります。
口内炎を繰り返さないために、日常でできること
口内炎は、体とお口の両方の状態が影響します。日常の中で意識したいポイントは次のとおりです。
睡眠と休息を確保する 疲労がたまると、お口の粘膜の回復力も落ちやすくなります。
栄養のバランスを意識する ビタミンB群や鉄分などが不足すると、口内炎ができやすくなるといわれています。偏った食事が続いていないか、振り返ってみてください。
お口の中を清潔に保つ お口の中の細菌が多いと、傷口が治りにくくなります。口内炎があるときは痛くて磨きにくいものですが、やわらかめの歯ブラシや、刺激の少ない洗口剤を使うなどして、清潔を保つことが大切です。
お口の乾燥を防ぐ 唾液には、粘膜を守る働きがあります。こまめな水分補給や、口呼吸の見直しも効果的です。
刺激物を控える 辛いもの、熱すぎるもの、アルコールなどは、口内炎がある間は控えめにしましょう。
定期検診は「粘膜のチェック」の場でもあります
歯科の定期検診というと、歯や歯ぐきだけを診るイメージがあるかもしれません。 実際には、舌・頰の内側・唇・上あごなど、お口の粘膜全体に変化がないかも確認しています。
ご自身では見えにくい場所の小さな変化に、定期的なチェックで気づけることもあります。 「口内炎がよくできる」という方は、検診の際にぜひ一言お伝えください。原因になっている歯や被せ物がないかも、あわせて確認いたします。
まとめ
口内炎の多くは、体の疲れが出た一時的なものです。 一方で、治らない口内炎の裏には、歯の角や入れ歯など、歯科で解決できる原因があることもあります。
「2週間」をひとつの目安に、気になる変化が続くときは、どうぞお気軽にご相談ください。 口内炎くらいで……と遠慮される必要はありません。
【監修】医療法人 がもう四丁目歯科 理事長 廣松秀隆


