インプラントを長持ちさせるために|治療後10年・20年で差がつくこと|ブログ(詳細)|審美性重視の痛くない治療なら、城東区、京橋のがもう四丁目歯科
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こんにちは。がもう四丁目歯科です。
「インプラント治療を検討しているが、本当に一生持つものなのか不安」
「数年前にインプラントを入れたが、その後どうケアすればよいか分からない」
「親世代がインプラントで失敗したと聞いて、自分は同じ轍を踏みたくない」
「せっかくの治療を、できるだけ長く持たせたい」
インプラントは、歯を失った時の選択肢として、現代の歯科治療の中で大きな位置を占めています。
ただ、多くの方が見落としがちなのが、
「インプラント治療は、入れて終わりではない」
ということです。
インプラントが10年・20年と長く機能するか、それとも数年でトラブルを起こすか――その分かれ目は、治療後の関わり方にあります。
今日は、インプラントを長持ちさせるために知っておいていただきたい内容を、お伝えします。
インプラントは、虫歯にはなりません。でも――
インプラントの構造をシンプルに整理すると、次の3つの部品でできています。
インプラント体:顎の骨に埋め込む人工歯根(チタン製)
アバットメント:インプラント体と人工歯をつなぐ部品
上部構造:実際に噛む部分の人工歯(セラミックなど)
これらはすべて人工物なので、
インプラントは虫歯にはなりません
これは大きなメリットです。
ただし、見落としてはいけないのが、
インプラントの周りの歯ぐきと骨は、ご自身のもの
だということです。
そして、ご自身の歯ぐきと骨は、歯周病になります。
つまり、インプラントを失う原因のほとんどは、
インプラントが壊れる
体が拒絶反応を起こす
ということではなく、
インプラント周りの歯ぐき・骨にトラブルが起こる
ことです。
これを、専門用語でインプラント周囲炎と呼びます。
インプラント周囲炎は、天然歯の歯周病より進行が早い
インプラント周囲炎は、天然歯の歯周病と似ているようで、いくつか異なる特徴があります。
① 進行が早い
天然歯の歯周病に比べて、インプラント周囲炎は進行スピードが速いことが報告されています。
気づかないうちに骨が溶けていくケースが多くあります。
② 痛みが出にくい
インプラントには天然歯のような感覚神経がないため、異常があってもご本人が気づきにくいという特徴があります。
③ 一度進行すると、元に戻りにくい
天然歯の歯周病以上に、進行してしまった後の対応が難しく、最終的にインプラントを撤去せざるを得ないこともあります。
つまり、
インプラント周囲炎は、なってから治すよりも、ならないように予防することが圧倒的に大切
なのです。
インプラントを長持ちさせる、5つの軸
ここからが本題です。
インプラントを10年・20年と長く使うために、特に大切な5つの軸を整理してお伝えします。
軸① 定期的なメンテナンス通院
インプラントを入れた患者さんと、定期メンテナンスを継続していない患者さんとでは、トラブルの発生率に大きな差が出ることが分かっています。
メンテナンス通院では、
専門器具によるインプラント周囲のクリーニング
噛み合わせのチェック・微調整
上部構造のネジのゆるみの確認
歯ぐきの状態のチェック
レントゲンによる骨の状態の確認
を定期的に行います。
3カ月〜6カ月に1回の間隔が一般的な目安です。
「特に痛くないから大丈夫」と通院を間引いてしまうのが、最も典型的なトラブルへの入り口です。
軸② 毎日のセルフケアの精度
ご自宅でのケアは、天然歯のケアよりもさらに丁寧さが求められます。
インプラント専用の歯ブラシ・歯間ブラシの使用
フロスの正しい使い方
歯ぐきとの境目を意識した磨き方
必要に応じて電動歯ブラシの併用
特に歯間ブラシの使用は、インプラント周囲炎の予防に直結します。
「自己流の磨き方」ではなく、担当歯科衛生士から実際に磨き方を見てもらいながら、ご自身のお口に合った方法に調整していくことが大切です。
軸③ 噛む力のコントロール
天然歯には歯根膜(しこんまく)というクッションがあり、噛む力を吸収してくれます。
ところが、インプラントには歯根膜がありません。
そのため、
過剰な噛む力が、インプラント周囲の骨に直接伝わる
夜間の歯ぎしりが、インプラントへの大きな負担になる
周囲の骨が少しずつ吸収される
という影響が出やすくなります。
歯ぎしり・食いしばりの自覚がある方には、ナイトガード(マウスピース)の併用を強くおすすめしています。
詳しくは連載4本目「歯ぎしり・食いしばりを指摘された方へ|ナイトガード」もご覧ください。
軸④ 全身の健康管理
インプラントの長期的な安定には、全身の健康状態も大きく関わります。
特に注意が必要なのは、
糖尿病:血糖コントロールが悪いと、インプラント周囲炎のリスクが上がります
喫煙:インプラントの成功率を大きく下げる最大の要因の一つです
骨粗鬆症の治療薬(一部):骨への影響があるため、主治医との連携が必要です
免疫低下:全身の免疫状態がインプラントの安定に影響します
「お口の中の話」ではなく、全身の中のお口として捉える視点が、長期安定のカギになります。
軸⑤ お口の中のもう一段の予防
インプラントが入っているお口は、
他の歯にも過去の治療歴があることが多い
噛み合わせのバランスが変わっている
唾液や菌バランスにも特徴がある
ことが少なくありません。
そのため、
唾液検査で、ご自身のリスクを把握する
バクテリアセラピーで、お口の菌バランスを整える
フルマウス治療の考え方で、お口全体を見直す
といった、もう一段の予防を併用される方が多くいらっしゃいます。
詳しくは、連載5本目「むし歯になりやすい体質か知りたい方へ|唾液検査」、6本目「善玉菌でお口の環境を整える|バクテリアセラピー」、2本目「歯を1本ずつ治していませんか?|フルマウス治療」もあわせてご覧ください。
"上手くいくケース"と"トラブルが起こるケース"の違い
長くインプラント治療をしていて感じるのは、
「治療技術」よりも「治療後の関わり方」
が、最終的な結果を分けるということです。
上手くいくケースに共通すること
定期メンテナンスを欠かさない
自宅でのケアを大切にしている
噛みしめ・歯ぎしりへの対応をしている
全身の健康管理を意識している
違和感を感じたら、早めに来院する
トラブルが起こるケースに共通すること
メンテナンス通院が途切れている
セルフケアが自己流のまま
噛みしめのコントロールをしていない
症状が出てから来院する
「インプラントは強いから大丈夫」と過信している
技術と材料がどれだけ進歩しても、患者さん側の関わり方が結果を左右する治療――それがインプラント治療です。
こんな方は、一度メンテナンスを見直してみてください
インプラントを入れて、半年以上メンテナンスに行っていない方
自宅でのケア方法に自信がない方
インプラント周りの歯ぐきが、最近気になる方
朝起きると顎が疲れている方(噛みしめの可能性)
糖尿病・高血圧などで通院中の方
喫煙されている方
過去にインプラント治療を受けた医院に通えなくなった方(転居など)
「他院で入れたインプラント」でも、メンテナンスのご相談を受けています。
治療の経緯やレントゲンなどを共有いただきながら、現在のお口に合ったケアプランを組み立てていきます。
まずは、現状の確認から
がもう四丁目歯科では、インプラントのメンテナンスを次のような流れで行っています。
問診:これまでの経過、現在の自覚症状、生活習慣の確認
視診・触診:インプラント周囲の歯ぐきの状態を確認
歯周ポケットの測定:インプラント周囲の溝の深さをチェック
レントゲン撮影:骨の状態の経時的変化を確認
噛み合わせのチェック:他の歯との力のバランスを評価
専門器具によるクリーニング:インプラント周囲を傷つけない器具で清掃
セルフケア指導:その日のお口の状態に合わせたアドバイス
次回までの計画:適切なメンテナンス間隔のご提案
「すでにインプラントを入れて長いけれど、何となく不安」
「他院で治療を受けたが、メンテナンス先を探している」
「インプラント治療を検討中で、その後のメンテナンスまで含めて相談したい」
そんなご相談で、お気軽にお越しください。
インプラントは、"入れる治療"ではなく、"一緒に育てていく治療"
最後に、ぜひお伝えしたいことがあります。
インプラントは、入れて完成する治療ではありません。
入れた後の年月の中で、患者さんと歯科とが一緒に育てていく治療です。
そして、その育て方によって、
10年で失う方
20年・30年と使い続けられる方
の差が、はっきり出てきます。
「せっかくのインプラントを、できるだけ長く持たせたい」
そう思っていただける時点で、もう半分は答えが見えています。
あとは、その思いを支える仕組みを、私たちと一緒に整えていきましょう。
ご予約・お問い合わせ
医療法人 がもう四丁目歯科
〒536-0004 大阪市城東区今福西3丁目1-3 M'プラザ蒲生四丁目駅前1階
(地下鉄蒲生四丁目駅 2番出口 徒歩10秒)
TEL:06-6180-9991
初診専用ダイヤル:0120-619-758
【監修】医療法人 がもう四丁目歯科 理事長 廣松秀隆