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善玉菌でお口の環境を整える|バクテリアセラピー相談前に知っておきたい基本

善玉菌でお口の環境を整える|バクテリアセラピー相談前に知っておきたい基本

こんにちは。がもう四丁目歯科です。

「定期的に歯医者に通って、毎日丁寧にケアもしている。なのに、また虫歯や歯周病で来院することになる」 「子どもが小さいので、虫歯菌をうつさないよう気をつけたい」 「妊娠中、生まれてくる赤ちゃんのお口の環境にも気を配っておきたい」 「口臭が気になるけれど、原因が自分でも分からない」

こうしたお声をうかがうたびに、お伝えしている選択肢のひとつがバクテリアセラピーです。

虫歯や歯周病の治療というと、悪い菌をやっつける――いわゆる"除菌"のイメージが強いかと思います。 ただ、近年の研究では、「悪い菌を減らす」だけでなく、「良い菌で満たす」というアプローチが、お口と全身の健康にとって重要だと分かってきました。

今日は、そのバクテリアセラピーについて、ご相談の前に知っておいていただきたい基本をお伝えします。


お口の中は、"細菌の生態系"でできている
私たちのお口の中には、数百種類・数百億個ともいわれる細菌が住んでいます。 これらは大きく分けると、

善玉菌:お口や全身の健康を支える菌
悪玉菌:虫歯・歯周病・口臭などの原因になる菌
日和見(ひよりみ)菌:状況に応じて、どちらにも転ぶ菌
の3つに分かれます。

健康なお口の中では、善玉菌が優位で、悪玉菌は少数派のまま抑え込まれています。 ところが、生活習慣の乱れ・ストレス・加齢・抗生物質の使用・口呼吸などをきっかけに、このバランスが崩れることがあります。

バランスが崩れたお口の中では、

虫歯菌が増えて、虫歯になりやすくなる
歯周病菌が増えて、歯ぐきが炎症を起こしやすくなる
口臭の原因となるガスを出す菌が増える
治療してもすぐ再発する
といったことが起こりやすくなります。

つまり、お口のトラブルが繰り返される方の多くは、"磨き方"以上に"菌のバランス"に課題を抱えているのです。


バクテリアセラピーとは、何をするのか
バクテリアセラピーとは、人由来の善玉菌(プロバイオティクス)を積極的に取り入れ、お口と腸内の菌バランスを整える方法です。

具体的には、次のような特徴を持つ乳酸菌を摂取します。

人の体に住む乳酸菌から選び抜かれた善玉菌
胃酸に強く、生きたままお口や腸まで届くもの
虫歯菌・歯周病菌の働きを抑える研究データを持つもの
医療機関向けに開発されたタブレットやチュアブルタイプを、毎日続けて摂取するのが基本のスタイルです。 食品と同じカテゴリーなので、お薬のような副作用はほぼなく、お子さまからご高齢の方まで使えます。


なぜ歯科で乳酸菌? と思われた方へ
「乳酸菌は腸に効くものでは?」というご質問もよくいただきます。 たしかに、これまでの乳酸菌のイメージは、ヨーグルトやサプリで腸内環境を整える――というものでした。

近年わかってきたのは、お口の中も、腸と同じく"菌の生態系"が大切だということ。 そして、お口は消化管の入口でもあるため、お口の菌バランスが整うと、その先の腸内環境にも良い影響が及ぶことが知られるようになってきました。

歯科でバクテリアセラピーをご案内するのは、

お口の中の菌バランスを直接整えられる
生まれてくる赤ちゃんやお子さまの口腔細菌叢に影響を与えられる
全身の健康(腸内環境・免疫など)にもアプローチできる
という3つの観点から、歯科がもっとも近い位置にいるからです。


バクテリアセラピーが向いている方
次のようなお悩み・状況の方に、ご相談いただくケースが多くあります。

① 虫歯・歯周病を繰り返している方
唾液検査で悪玉菌が多いことが分かった方、定期的に通っているのに再発が続く方は、菌バランスの改善が突破口になることがあります。

② 口臭が気になる方
舌や歯周ポケットで悪玉菌が増えている場合、原因菌の働きを抑える善玉菌の摂取が選択肢になります。

③ 妊娠中・妊娠を計画中の方
お子さまの口腔細菌叢は、生後しばらくの間に、ご家族(特にお母さま)から影響を受けて形作られていきます。妊娠中からお口の菌バランスを整えておくことには、明確な意味があります。

④ 小さなお子さま
虫歯菌は、まだお口の中に虫歯菌が定着していない時期の子どもに、家族から伝わると考えられています。早い段階で善玉菌優位のお口にしておくことは、その後の虫歯予防の土台になります。

⑤ ご高齢の方
唾液量の減少・服薬・免疫力の変化などで、お口の菌バランスが崩れやすい年代です。誤嚥(ごえん)性肺炎の予防という観点からも、お口の細菌コントロールは重要視されています。

⑥ 自費治療を始める方・始めた方
セラミックやインプラントを長く持たせるためには、お口の中の菌環境を整えておくことが大きな助けになります。


始める前に、知っておいていただきたいこと
正直にお伝えしておきたい点も、いくつかあります。

即効性のあるものではありません 乳酸菌は、毎日続けて摂取することで、少しずつお口の菌バランスを整えていくものです。最低でも2〜3カ月は継続することをおすすめしています。
歯磨きや定期メンテナンスの"代わり"にはなりません あくまで、毎日のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアに、もう一段重ねる対策としての位置づけです。
保険適用ではありません 食品カテゴリーの扱いになるため、自費でのご購入になります。費用感は、ご来院時にご案内します。
続けやすさが何より大切です タブレット型・チュアブル型などの選択肢があり、味やライフスタイルに合わせて選んでいただけます。続かないと意味がない、というのが正直なところです。

まずは、お口の菌の状態を把握するところから
バクテリアセラピーは、すぐに始めなくてもまったく問題ありません。 むしろおすすめしているのは、

まず唾液検査で、ご自身のお口の中にどんな菌がどのくらいいるかを把握する
結果をもとに、必要なケアの方向性をご相談する
その上で、バクテリアセラピーを取り入れるかどうかを判断する
という流れです。 順序をふむことで、「なぜ自分にこれが必要なのか」をご自身の数値で納得して始められます。


"悪い菌を減らす"から"良い菌で満たす"へ
これまでの歯科は、悪い菌をいかに減らすか――除去・除菌が中心の考え方でした。 これからは、悪い菌を減らすだけでなく、**「どうやって良い菌で満たすか」**を組み合わせていく時代に入っています。

毎日丁寧にケアしているのに、なぜか結果が出ない。 そんな手応えのなさを感じている方こそ、一度バクテリアセラピーを含めた予防プランを見直してみる価値があります。

「自分のお口の菌バランスを知りたい」 「家族の中で自分だけ虫歯が多い理由を、根本から見直したい」 「生まれてくる子どもに、できるだけ良いお口の環境を引き継ぎたい」

そうしたご希望に、丁寧にお応えします。 お気軽にご相談ください。


ご予約・お問い合わせ:医療法人 がもう四丁目歯科

〒536-0004 大阪市城東区今福西3丁目1-3 M'プラザ蒲生四丁目駅前1階

(地下鉄蒲生四丁目駅 2番出口 徒歩10秒)

TEL:06-6180-9991

初診専用ダイヤル:0120-619-758

【監修】医療法人 がもう四丁目歯科 理事長 廣松秀隆