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重度の歯周病からブルーラジカル治療を選んだ方の流れ|相談から治療後までの全体像

重度の歯周病からブルーラジカル治療を選んだ方の流れ|相談から治療後までの全体像

こんにちは。がもう四丁目歯科です。

「他院で抜歯と言われ、ブルーラジカルという選択肢を知って相談に来た」
「外科処置に踏み切れずに、ずっと迷っている」
「ブルーラジカル治療がどんな流れで進むのか、事前に知っておきたい」
「治療を受けたとして、その後の生活はどう変わるのか」

ブルーラジカル治療についてのご相談が、移転リニューアル以降、さらに増えています。
これまでに発信してきた記事では、

ブルーラジカルと一般的な歯周病治療の違い
重度の歯周病における外科処置以外の選択肢としての位置づけ
治療法の基本的な仕組み
をお伝えしてきました。

今日は、その先のご質問として最も多い、

「実際にブルーラジカルを選ぶと、どんな流れで治療が進むのか」

という、治療フローの全体像をお伝えします。


ブルーラジカル治療とは(簡単な振り返り)
詳細は既存ブログ「ブルーラジカルと一般的な歯周病治療はどう違うのか」「重度の歯周病と言われた方へ|外科処置以外の選択肢としてのブルーラジカルとは」をご覧ください。

ここでは要点だけ簡単に。

ブルーラジカルは、

厚生労働省が薬機法において承認した**超音波歯周用スケーラー「ブルーラジカル P-01」**を使用
過酸化水素と超音波振動を組み合わせ
ヒドロキシラジカルという物質を発生させ、歯周病の原因菌を効果的に殺菌する治療法
です。

従来の歯周病治療と比べて、

殺菌力が高い
重度の歯周病に対しても外科処置以外の選択肢になりうる
治療回数を抑えられる可能性がある
という特徴を持っています。


治療の全体像|大きく5つのステップ
ブルーラジカル治療は、いきなり装置を当てるところから始まるわけではありません。
全体は、大きく5つのステップで進みます。

ステップ1:初診・カウンセリング
ステップ2:精密検査・診断
ステップ3:基本治療(土台づくり)
ステップ4:ブルーラジカル治療
ステップ5:継続メンテナンス
それぞれを、順に見ていきます。


ステップ1:初診・カウンセリング
ブルーラジカルにご興味を持って来院される方は、すでに他院で何らかの説明を受けているケースが多くあります。

そのため、初診ではまず、

これまでの経緯(いつから・どこで・何と言われたか)
現在の自覚症状(出血・口臭・歯のグラつき・噛みづらさ)
ご自身がいちばん不安に感じていること
治療に関するご希望(抜きたくない・外科処置を避けたい・期間や費用の希望)
全身の健康状態・服薬状況
をしっかりお伺いします。

この段階では、ブルーラジカルを「やる/やらない」を決める必要はありません。
まずは、ご自身の状態を正しく知ることが目的です。


ステップ2:精密検査・診断
ブルーラジカル治療の適応かどうかは、精密な検査結果に基づいて判断します。
具体的には、次のような検査を行います。

① 歯周組織検査
歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)の深さを、1本ずつ測定します。
出血の有無・歯の動揺度・歯ぐきの退縮も合わせて確認します。

② レントゲン撮影
歯を支えている骨の状態を確認します。
どこの骨がどの程度失われているかを、可視化します。

③ 必要に応じたCT撮影
立体的な骨の形・神経・血管の位置関係を、より正確に把握します。

④ 口腔内写真
治療前の状態を記録し、治療後の比較材料とします。

⑤ 全身状態の確認
糖尿病・心疾患・服薬状況などを確認します。
これらは、歯周病の進行や治療の成功率にも関わります。

これらの結果をもとに、

現在の歯周病の進行度
ブルーラジカル治療の適応となる歯
残せる可能性のある歯と、残念ながら難しい歯
必要な治療回数・期間・費用の目安
を、患者さんと共有します。


ステップ3:基本治療(土台づくり)
ここが、多くの方が「想定外」と感じられる段階かもしれません。

ブルーラジカル治療は、いきなり装置を当てる治療ではありません。

まずは、お口全体の土台を整えるための基本治療から始めます。
具体的には、

歯石除去(スケーリング)
ブラッシング指導
噛み合わせの調整
必要に応じた虫歯の治療
唾液検査やバクテリアセラピーの併用検討
を行います。

なぜこの段階が必要か。
それは、お口全体の細菌量と炎症が落ち着いていない状態でブルーラジカルを当てても、十分な効果が出にくいからです。

家を建てる時に基礎をしっかり作るのと同じで、この土台づくりに丁寧に時間をかけることが、その後の治療の成否を左右します。

期間としては、おおむね数週間〜2カ月程度。
ご自身でのケアの定着具合によって、進み方が変わります。


ステップ4:ブルーラジカル治療
基本治療で土台が整ったところで、いよいよブルーラジカル治療に進みます。

治療の進め方は、

対象となる歯周ポケットに、過酸化水素を含む薬剤を流し込む
ブルーラジカル P-01のチップを歯周ポケット内に挿入
超音波振動を加えながら、ヒドロキシラジカルを発生させる
数分間、その部位の殺菌処置を行う
治療後、洗浄して終了
というものです。

患者さんが感じる体感としては、

痛みは少ない(必要に応じて麻酔を使用)
1回の治療は1時間程度
治療部位の範囲によって、複数回に分けて実施
というのが一般的です。
治療回数は、対象部位の数や進行度によって変わります。

ブルーラジカル治療は、当てた瞬間に劇的な変化が出るものではありません。
治療後、数週間〜数カ月かけて、

歯周ポケットが浅くなる
歯ぐきの腫れが引く
出血が減る
口臭が軽減する
という変化が、徐々に現れてきます。


ステップ5:継続メンテナンス
ブルーラジカル治療を受けた方に、必ずお伝えしていることがあります。

治療が終わったあとも、継続的なメンテナンスが必要です。

ブルーラジカルは、原因菌を効果的に殺菌する治療ですが、菌の再増殖を完全に防ぐ治療ではありません。

そのため、治療後は、

1〜3カ月ごとの定期メンテナンス
専門器具によるクリーニング
歯周ポケットの再評価
レントゲンによる骨の経時的観察
セルフケアの継続的な見直し
を続けていく必要があります。

メンテナンスを継続される方と、途切れてしまう方とでは、5年後・10年後の状態が大きく違ってきます。

「治療が終わったから、もう大丈夫」ではなく、「治療が終わったから、これからが本番」――この意識の切り替えが、長期的な結果を分ける最大のポイントです。


ブルーラジカル治療の"限界"も、知っておいてください
ブルーラジカル治療は、重度の歯周病に対しても外科処置以外の選択肢となりうる、画期的な治療法です。
ただ、万能ではありません。

正直にお伝えしておきたいことがあります。

① すべての歯を救えるわけではありません
すでに骨の支えがほとんど失われている歯、グラつきが大きすぎる歯は、ブルーラジカルでも救えないことがあります。
**「どこまでの歯を残すべきか」**の判断は、診査の段階で重要になります。

② 一度溶けた骨は、元には戻りません
ブルーラジカルは、進行を止めることはできますが、失われた骨を元に戻す治療ではありません。
進行を止め、現状を維持し、これ以上失わないようにする――これが基本的な目標です。

③ ご本人の協力が前提です
治療効果を維持するためには、

ご自宅でのセルフケアの継続
定期メンテナンスへの来院
食習慣・喫煙・全身疾患のコントロール
が不可欠です。
ブルーラジカルは「治療すれば全部解決」する魔法ではなく、患者さんと歯科が一緒に取り組む治療です。

④ 自費治療です
保険適用外のため、費用面のご相談を含めてお話しさせていただいています。


治療を始める前に、知っておきたい3つのこと
ブルーラジカル治療をご検討される方に、特にお伝えしたい3点です。

① "迷っている時間"も、一緒に伴走します
ブルーラジカルを受けるかどうかの判断は、すぐに決める必要はありません。
迷っている期間も含めて、お口の状態を悪化させないよう一緒に管理します。

② "他院での意見"も、参考にしてください
重大な治療判断ですから、他院でセカンドオピニオンを取られることも、もちろん歓迎します。
むしろ、ご自身が納得できる選択を取っていただくことが、最優先です。

③ 治療の"前後"両方を支えます
ブルーラジカル治療は、治療そのものよりも治療前の準備と治療後のメンテナンスの方が、結果を大きく左右します。
当院では、その両方を含めて伴走します。


こんな方は、一度ご相談ください
他院で抜歯と言われたが、できれば残したい方
重度の歯周病と言われ、外科処置に踏み切れない方
ブルーラジカルを検討しているが、流れが分からない方
過去にブルーラジカルの説明を受けたが、判断がついていない方
治療後の生活がどう変わるのか、知っておきたい方
他院で治療中だが、ブルーラジカルとの併用を検討したい方

がもう四丁目歯科での進め方
初診で、

これまでの経緯と現状のお話を伺う
必要な検査をご提案
検査結果に基づいて、選択肢を整理
ご希望に合わせた治療計画をご提案
という形で進めています。

ブルーラジカル治療は、「すぐに始めなければならない治療」ではありません。
ご自身で納得して判断していただけるよう、必要な情報を丁寧にお伝えします。


抜歯と言われたら、すぐ抜く前に一度
最後にお伝えしたいことがあります。

「抜歯しかない」と言われた歯が、ブルーラジカルで残せる可能性があるかもしれません。
すべての歯ではありませんが、選択肢の一つとして、知っておく価値は十分にあります。

抜くという判断は、後戻りができません。
だからこそ、その判断を下す前に、もう一度別の視点で見立ててもらうことに、大きな意味があります。

「セカンドオピニオンとして話を聞きたい」「現状の整理だけしたい」――そんなご相談で、お気軽にお越しください。


ご予約・お問い合わせ
医療法人 がもう四丁目歯科
〒536-0004 大阪市城東区今福西3丁目1-3 M'プラザ蒲生四丁目駅前1階
(地下鉄蒲生四丁目駅 2番出口 徒歩10秒)
TEL:06-6180-9991
初診専用ダイヤル:0120-619-758

【監修】医療法人 がもう四丁目歯科 理事長 廣松秀隆

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