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インプラント後のケアの重要性

大阪市城東区の歯医者さん、医療法人がもう四丁目歯科です。

 

インプラントは人工物のため、むし歯にはなりません。

しかし、歯茎や骨はご自身のものであるため、天然歯と同様に歯周病になる可能性があります。

インプラントの特殊性として、インプラント周りの歯茎は、歯周病菌が侵入しやすい弱い歯茎です。

また、クッションの役割をする歯根膜がないため、過剰な負担がかかると歯槽骨(歯を支える骨)がダメージを受けやすくなります。

いったんインプラント周囲炎になるとご自身の歯よりも歯周病になると重症化しやすいので、

専門の道具で正しいケアが必要になります。

 

手術後数日は出血や腫れ、痛みが見られることがあるので当日~14日程度はインプラントを埋入した部位への激しいうがいや歯磨きは行わないようにし、出来る限り刺激を与えないように注意する必要性があります。

また、手術後から2か月間はインプラント周囲の骨が代謝により不安定になります。

その期間中は手術部位を舌で触ったり、食事・入れ歯等で刺激したりしないと、インプラントと骨が上手くくっつかなくなります。

歯磨き粉は顆粒などの粒子の大きいものを含んだ傷の中に入り込んでしまうことがありますのでお勧めできません。歯科医院で販売されているものや、低研磨のもの(「炭酸カルシウム」や「ケイ素」を含まないもの)を選ぶようにしてください。

一部の高濃度・酸性フッ素はインプラント表面を腐食・劣化させる可能性がありますが、市販の歯磨き粉に含まれるフッ素はインプラントを腐食・劣化させる濃度ではないため、今まで通り使用して頂いて問題ありません(大きな顆粒を含むものは除く)。

また、当医院で使用している歯磨き粉やフッ素塗布剤は、インプラントを腐食・劣化させないものを使用しております。

歯ブラシのほかに、インプラント埋入部位へのケアにやわらかめのワンタフトブラシと歯間ブラシを使用し、

インプラントの周りを日々清潔に保ち、ご自身ではとることのできない細菌の塊を3か月に一度定期健診で

しっかり除去してインプラントを長持ちさせていきましょう。

当医院ではインプラントと骨の状態の確認のためレントゲンは1年に1回必ずお撮りし、

術後の経過状態をしっかりチェックし、何かあったときに早期対応ができるようにしてます。

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